小児喘息の予防方法

小児喘息の定義は、「発作的に喘鳴(ぜんめい)を伴い、呼吸困難を繰り返す疾患」です。これには個体因子(両親からの遺伝や体質)と環境因子(アレルゲンや受動喫煙など)が絡み合って発症します。気管支に慢性的な炎症があり、気道過敏性により気管支の粘膜がむくんで気管が狭くなります。たんが増え呼吸が苦しくなり、ヒューヒュー、ゼイゼイという喘鳴(ぜんめい)音が聞こえるようになります。ここでは、小児喘息の予防方法を解説します。

●部屋を清潔にし、季節によっては外出時にマスクをつける
ハウスダストや花粉が原因で、喘息の発作が起きる場合があります。ハウスダストは掃除の仕方によってかなり軽減できるでしょう。掃除をこまめにして部屋を清潔に保つことが大切です。また、花粉の季節は外出する際にマスクを付けましょう。家の中に入る際は服を払い、花粉を家に入れないようにしてください。
●季節の変わり目には服装などに気をつける
季節の変わり目は気温が不安定になりやすく、喘息の発作も起こりやすくなります。特に秋から冬へ季節が移る際は、服装などに気を配りましょう。
また夜遊びなども控え、体に疲れを残さないことが大切です。
●心配しすぎも逆効果
子供が喘息を発症した場合、親は心配でたまらないでしょう。しかし体調を気遣うあまりつい口うるさくなってしまうと、逆にそれがストレスになって発作が起きやすくなってしまいます。
●小児喘息だからといって毎日安静にしているわけにはいきません。子供は、大事な成長過程にあるわけですから、遊びや運動も必要です。学校に通うようになれば勉強や団体生活にもついていかなければなりません。できるだけふつうの子供と同じ生活をすることが治療の目標になります。
●治療
喘息は薬で症状をコントロールできる病気です。また成長して体に抵抗力がついてくると、症状が軽くなっていくケースもあります。ですから喘息の発作の引き金になりそうなこと以外は、子供の行動を制限しないようにしましょう。症状によって対応は様々ですが、主に吸入ステロイド薬を中心に継続的な治療を行うことになります。アレルギーの元となるものを排除するよう住環境を整え、室内の空気をキレイに保ち、子どもの体を鍛えて免疫力を高めることも大切です。